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【明日の超勘株ニュース】米長期金利や為替の影響を受けて波乱の週となりそうです。

先週末10日の日経平均は反発して、終値は155円高の3万8229円で引けとなりました。

米国株の強い上昇を受けて寄り付きから大幅高となり、早い時間に3万8700円台まで水準を切り上げました。600円超上昇したところで買いが一巡すると値を消す流れとなって、後場に入ると一時上げ幅を2桁に縮小しました。マイナス圏入りは回避しましたが、終盤にかけては盛り返して3桁高で終えましたが、ローソク足では上に長いヒゲをつけた陰線を形成しました。

テクニカル面に注目すると、25日線を上回ったところで頭打ちとなって、終値では75日線や5日線を下回る展開となりました。一方で、これらを下回ったところで売りが加速しているわけではなさそうで、3つの移動平均線付近での一進一退が続いています。どちらとも付かない状態でに米消費者物価指数(CPI)を消化することになるため、大幅高か大幅安か極端な動きが出てくる可能性があります。株高ラリー突入か再び調整色を強めるか、今後の方向性を占う週になりそうです。

 

今週の東京株式市場は、米経済指標による長期金利や為替動向に左右されそうです。

15日に発表される米4月消費者物価指数(CPI)が注目を集めます。市場予想を下回る結果となれば米国の早期利下げ期待が高まり、米国株の堅調継続が見込まれますが、市場予想を上回り、米国の長期金利が上昇するようだと、失望の反応が大きくなりそうです。

日本株ではドル円の動向に注意が必要な状況が続きます。米長期金利が低下しても、それに伴い円高が急速に進行した場合には、日本株の上値を抑える要因となり、米長期金利が上昇すればその逆となると思われます。ただ、155円近辺で推移しているドル円がここからさらに円安に振れた場合には、為替介入への警戒が再燃すると予想されます。

米国ではCPIの他にも、卸売物価指数(PPI)や小売売上高の発表もあります。また、16日には半導体大手のアプライド・マテリアルズが決算を発表予定となっています。国内でも注目度の高い企業の決算発表も多くありますが、米国の材料の方がクローズアップされて、米長期金利ドル円動向に神経質となる状態が続くと予想されます。

 

来週の予定では、
国内では、4月マネーストック(5/13)、4月企業物価指数、4月工作機械受注、5年国債入札(5/14)、4月訪日外客数(5/15)、1-3月期GDP速報値、20年国債入札(5/16)などがあります。

海外では、米4月生産者物価指数(PPI)(5/14)、米4月消費者物価指数(CPI)、米4月小売売上高、米5月ニューヨーク連銀景気指数、米5月NAHB住宅市場指数(5/15)、米4月住宅着工件数、米4月輸出物価指数、米4月輸入物価指数、米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米4月鉱工業生産(5/16)、中国4月鉱工業生産、中国4月小売売上高、中国4月固定資産投資(5/17)などがあります。

 

 

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