先週末の相場概況
先週金曜8月28日の日経平均株価は273円高の6万6405円と反発となりました。
米国株高を受けても小安く始まり開始直後には3桁安となりましたが、すぐに切り返してプラス転換。決算を受けた米セールスフォースの急騰を追い風にSaaS関連・ソフトウェア株の多くが強く買われ、前場はじり高基調が続きました。後場は700円超高で始まったものの後場寄りが天井となり、6万6800円台で買いが一巡。夜に控えるウォーシュFRB議長の講演を前にした手じまいの動きもあってじわじわと水準を切り下げましたが、前場で作った貯金が大きくプラスを確保したまま200円超高で取引を終えました。グロース250指数が3.2%高と強い動きを見せ、前日に続いて新興銘柄が活況となりました。
先週最大のトピックはSaaS関連の台頭です。エヌビディアと連動しやすい半導体株が2日連続で冴えない動きにとどまった一方、SaaS関連は勢いがあった時期の半導体株のような輝きを放ちました。フリーなどグロース市場の銘柄を中心に、ソフトウェア・ゲーム・コンテンツ・セキュリティ・コンサルなど幅広いジャンルへの波及が期待されます。2020年に大相場を演じたSaaS関連が再び相場の主役になれるかどうかが今後の最大の注目点となりそうです。
今週の見通し
今週はしっかりとした展開が期待されます。9月相場に入り、4日(金)には米国で8月雇用統計が発表されます。先週同様に週末に注目イベントを控えるスケジュールだけに基本的には方向感が出づらいですが、物色の裾野が広がっているだけに下げても下値は拾われる可能性が大きいです。
前回7月の米雇用統計は米長期金利の低下と米国株高を呼び込み、これを受けた8月10日の日経平均が1,363円高と4桁の上昇となった経緯があります。今回の雇用統計が同様に買い材料となれば、相場全体の底上げにつながります。TOPIXやグロース250指数の動きが良くなって物色の裾野が広がっていることは、相場全体の厚みが増している証拠です。雇用統計待ちの様子見の状況の中でも地合いはそれほど悪化せず、底堅い推移が予想されます。SaaS関連の勢いが続くかどうかも今週の重要な観察ポイントとなりそうです。
今週の予定
国内では、7月鉱工業生産指数、7月商業動態統計、7月住宅着工統計(8/31)、4-6月期法人企業統計、8月新車販売台数、8月軽自動車新車販売台数、10年国債入札(9/1)、8月マネタリーベース(9/2)、30年国債入札(9/3)、7月家計調査(9/4)などがあります。
海外の経済指標の発表やイベントでは、中国8月製造業PMI、G7・G20財務大臣・中央銀行総裁会議(米ノースカロライナ州、~9/1)(8/31)、中国8月RatingDog製造業購買担当者景気指数(PMI)、米8月ISM製造業景気指数、米7月雇用動向調査(JOLTS)求人件数、米7月建設支出(9/1)、米8月ADP雇用統計、米7月製造業受注、米地区連銀経済報告(ベージュブック)(9/2)、米7月貿易収支、米8月ISM非製造業指数(9/3)、独家電見本市「IFA2026」(独ベルリン、~9/8)、米8月雇用統計(9/4)などがあります。
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