先週末3月29日の日経平均は反発して、終値は201円高の4万0369円で引けました。
ダウ平均やS&P500の史上最高値更新や、前日に全面安となった反動で幅広い銘柄に買いが入りました。前場は300円近い上昇となり高値引けして、後場はやや水準を切り下げて暫く4万0300円近辺でもみ合い、終盤にかけては強含む場面がありましたが、引け間際には萎んで200円を超える上昇で取引を終えました。
今週の東京株式市場は、上値の重い展開が予想されます。
4月相場となりますが、週末の5日には米雇用統計が発表されます。その前にも、ISM製造業・非製造業景況指数や雇用動態調査(JOLTS)求人件数などの発表もあり、米国指標とドル円動向に神経質となりそうです。米国では利下げ開始時期が後ずれすることへの警戒があり、雇用統計を見極めるまでは長期金利が下がりづらいと思われます。その場合は円安継続が見込まれますが、日銀の介入に対する警戒が高まっており、円安を好感する動きは限定的となりそうです。週後半にかけては米雇用統計を前に目先の利益確定やリスク回避目的の売りに押されやすくなると予想されます。
今週の予定では、
国内では、3月日銀短観、3月新車販売台数、3月軽自動車販売台数(4/1)、3月マネタリーベース、10年国債入札(4/2)、地域経済報告(さくらレポート)、30年国債入札(4/4)、2月家計調査、2月景気動向指数(4/5)などがあります。
海外では、中国3月財新製造業PMI、米3月ISM製造業景況指数(4/1)、米2月製造業受注、米2月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(4/2)、中国3月財新サービス部門PMI、米3月ADP雇用統計、米3月ISM非製造業景況指数(4/3)、米2月貿易収支(4/4)、米3月雇用統計、米2月消費者信用残高(4/5)などがあります。
4/1は英国、香港が休場、4/4〜5は中国、4/4は香港が休場となります。
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