5日の日経平均は続伸して、終値は196円高の3万6354円で引けとなりました。
先週末の米国市場では、強い1月雇用統計を受けて10年債利回りが4％台に乗せるなど長期金利が大きく上昇しましたが、決算を発表したメタやアマゾンが強く買われて3指数がそろって上昇して、為替は円安に振れました。
これらの動きを好感して寄り付きから200円を超える上昇して、上げ幅を300円近くに広げて3万6500円に接近したところでは押し戻されて値を消しましたが、3万6200円は割り込むことなく盛り返しました。その後は3万6400円近辺では上値が重くなった一方で大きな失速もなく、3万6300円台を中心に落ち着いた動きが続く展開となりました。
明日の東京株式市場は、続伸の期待が高まります。
本日は高寄りした分、ローソク足では陰線を形成しましたが、頭打ち感もなく自然体で水準を切り上げました。TOPIXがあっさり昨年来高値を更新してきたことは、先行きに対する期待を高めています。先週はテレビ局株全般に強い買いが入り、今日は三井不動産に関するニュースで不動産株が軒並み高となりました。このように特定の業種をまとめて買ってくる動きが出てくると、変化への期待が高まる要素のある銘柄探しが活発になってくると思われます。明日はトヨタが決算を発表予定であり、足元ではグループ企業含めてネガティブなニュースが多いですが株価は上場来高値圏で推移しています。円高への警戒がやや和らいでいることは自動車株にプラスの材料となっており、トヨタが日本株の上昇に弾みをつける役割を果たしてくれる展開を期待したいです。
明日の注目銘柄は
ワークマン（7564）
今期経常を一転3％減益に下方修正。
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