8日の日経平均株価は、前日比248円92銭安の2万8118円3銭と大幅に続落して取引を終えました。
手がかり材料に欠け手控えムードが広がるなか、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移し、中国・上海総合指数が下げ幅を広げる展開となったことから、終日売り優勢の動きが続きました。
明日の東京株式市場は、手がかり材料に乏しい状況が続き見送りムードが強まりそうな予想です。
政府は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて東京都に7月12日から8月22日まで緊急事態宣言を発出する方針を固めました。
東京オリンピック開催期間中の人流抑制による感染者数の縮小が期待される一方で、夏休み期間中の旅行需要の減退が懸念されます。
しかし、どの程度人流を抑制できるか不透明で、先行き経済への影響を判断しづらいことも手控えにつながりそうです。
明日の注目銘柄は
イオン(8267)
7日発表した2021年3~5月期連結決算は、売上高に相当する営業収益が前年同期比3.7%増の2兆1532億円、経常損益が403億円の黒字(前年同期は160億円の赤字)となり、それぞれ過去最高を更新しました。
臨時休業や営業時間の短縮が前年同期より緩和され、総合スーパー事業が大幅回復し、オンラインショッピングの伸長でクレジットカードの利用が増えた総合金融事業も貢献したようです。純損益は50億円の黒字(同539億円の赤字)となっています。
本日は取引開始と共に大幅高となりましたが、徐々に株価を下げ、最終的にはマイナスとなって終了。株価は拾う水準と考えています。
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