4日の日経平均株価は大幅に続落して2万8444円(前週末比326円安)引けとなりました。
製薬会社メルクが開発中の新型コロナウイルス治療薬への期待感から米国株式が上昇した流れで、寄り付きにて200円以上の上昇をしましたが、その後は時間外取引で米株価指数先物が下げに転じ、香港株式市場では恒大集団と傘下の不動産企業の株取引が一時停止され、ハンセン指数が急落した影響で日経平均も下落しました。中国恒大問題が改めて警戒されたようで、下げ幅は一時420円を超えてその後も大きく売り出されたまま終了となりました。
この問題に関しては、いずれ中国政府が何らかの形で処理するとみられますが、依然リスクとして残っています。
また、米国の債務上限問題や、半導体不足などの世界的なサプライチェーンへの不安、インフレなど不透明要因は多くあり、買い進めにくい状況は続いています。
今日発足の岸田新内閣についても構造改革などヘの期待が薄れ海外投資家の売りにつながっているとの読みも出ているようです。
明日の東京株式市場は、不安定な相場付きが継続しそうです。
日経平均は6連敗で合計1800円超の下落を演じたことで、外部要因が落ち着けばリバウンド狙いの買いが入りやすい面もあると思います。
ただ今日は、75日・200日や13週・26週の各移動平均線を相次いで下抜けており、チャートは悪化しています。次は52週線(2万8063円39銭)が意識される段階との指摘も出ています。
明日の注目銘柄は
プロパティエージェント(3464)
第1四半期業績は前期から本格始動した中古不動産マッチング事業で投資用中古物件の販売が大きく伸び、居住用コンパクトマンションの売却も好調。経常利益は7億1300万円(前年同期は4億5200万円)に急増し、通期計画に対する進捗率は38.8%と高水準です。また、前期まで4年連続で11月上旬に通期計画を上方修正しており、次の良決算が期待出来ます。
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