7日の日経平均は大幅に続落して、終値は492円安の3万9598円で引けとなりました。
米国株の上昇に好反応を示して寄り付きは上昇して、上げ幅を300円超に広げましたが節目の4万500円に接近したところでは押し戻されました。その後は、ドル円が円高に振れたことから急失速して、3月の日銀会合でのマイナス金利解除が強く意識されたことから半導体株が下げ足を強めて、日経平均もマイナス圏に沈みました。節目の4万円を下回ると、以降は売りが売りを呼ぶ展開となって下げ幅を500円超に広げる場面もありました。3万9500円台に突入しても戻りは乏しく、500円近い下落で終了となりました。
明日の東京株式市場は、為替や米市場を睨みながら一進一退となりそうです。
日経平均は国内要因から大きく崩れましたが、業種別で14業種が上昇しており、相場つきが変わった状況でも総売り状態にはなりませんでした。ただ印象の悪い下げ方ではあり、米雇用統計の発表を前に為替が大きく動いたことで、明日もリスク回避の売りは出てくると思われます。日銀会合が18日~19日、FOMCが19日~20日に開催されることから、これらを通過するまでは上値は重いと思われます。
それでも日経平均は2月半ばに3万7000円を超えてからは連続して水準を切り上げてきていて、今日の終値では5日線を割り込みましたが、25日線にはまだ開きがある状況です。上昇相場はまだ終了していない可能性は高いと思われます。また、為替動向には注意が必要であり、目先は円高に耐性がある内需銘柄が選好されやすいと思われます。
明日の注目銘柄は
京成電鉄(9009)
オリエンタルランド株式1639万5000株の売却に伴い、24年3月期第4四半期に売却益を特別利益に計上する。
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