11日の日経平均は大幅に続伸して、終値は608円高の3万5049円で引けとなりました。
米国株高や円安進行を好感して、寄り付きから400円を超える上昇して節目の3万5000円を上回りました。いったん上げ幅を縮めましたが、前場の早い時間に盛り返して再び上を試しに行き、3万5100円台まで水準を切り上げました。700円超上昇したところで買いは一巡して、後場に入ると値動きが落ち着き、上昇一服感が出てきても売りは手控えられて概ね高値圏をキープし、3万5000円を上回って取引を終えました。
明日の東京株式市場は、一進一退の展開が予想されます。
日経平均は連日で600円を超える上昇して、3万5000円を上回っています。大幅ギャップアップで始まりながら陽線を形成しており、場中の動きも強かったです。米12月消費者物価指数(CPI)に対して米国マーケットがどういった反応を見せるかが注目されますが、これだけ上げれば反動売りが出ても想定の範囲内であると考えられます。押し目を待っている投資家は多いと推測されるだけに、仮に下げたとしても陽線を形成する公算が大きいです。上昇する場合には一段と売り手不在となることで値幅が出やすくなりそうです。その場合、3万5500円に乗せる可能性も考えられます。
明日の引け後には安川電機が3Q決算を発表予定となっています。結果が良ければ週明けには製造業が物色されやすくなりそうです。大型グロース株の深掘りが進み、自動車株が見直されており、さらにロボット・FA・機械関連などの動きが良くなるようなら、日本株の買い安心感はさらに高まりそうです。短期間の急騰で高値警戒感はくすぶっていますが、物色の裾野は広がっている状況です。
明日の注目銘柄は
セブン&アイ・ホールディングス(3382)
3-11月期(3Q累計)経常が5%増益で着地・9-11月期も7%増益。また、米Sunoco LP社からコンビニエンスストア事業およびガソリン小売事業の一部を取得する。取得価額は1374億円。
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