先週末17日の日経平均は反発して、終値は160円高の3万3585円で引けとなりました。
寄り付きから下げて始まると、前場では押しが深くなれば買いが入った一方でプラス転換して上げ幅を広げてくると売りに押され、プラス圏とマイナス圏を行き来する動きとなりました。強弱感が交錯して前引けは1円の下落でしたが、後場では下押し圧力が和らいでプラス圏が定着して上げ幅を3桁に広げると、引け間際に一番の高値をつけました。
先週は、決算発表が一巡することで息切れも懸念されましたが、週間では4桁の上昇して、さらに個別の材料が減ってきてから良い動きが見られました。半年前に本決算の発表が一段落した5月中旬にも日経平均が強い動きを見せており、5月15日から19日の週に3万円の大台に到達して、そこからも上昇し6月も強い基調が続く状況でした。この時は5月にエヌビディアの決算が非常に良かったことでアドバンテストが大幅高となっており、半導体株買いが盛り上がったことが日本株買いを刺激する要素の一つになっていました。足元ではこの時の動きをなぞっているような雰囲気もあり、半導体株の好調が続いて年初来高値を更新する展開にも期待したい所です。
今週の東京株式市場は、堅調な展開が予想されます。
国内は決算発表が終わって材料難となります。また23日木曜が日本と米国で休場となるため、やや手がけづらさも意識されそうです。ただ先週の日経平均が一気に3万3500円台まで上昇したことから好材料があれば強く反応して、悪材料が出てきて下げたとしても押し目買いが下値を支えると思われます。
米国では21日に出てくるFOMC議事録とエヌビディアの決算が注目されます。議事録を確認して米国の長期金利が低下すれば株式には資金が向かいやすくなり、エヌビディアの決算反応が良ければリスク選好ムードが強まる展開も期待できそうです。日経平均が年初来高値を更新できるようであれば、更に新たな買いを呼び込む要因となりそうです。
来週の予定では、
国内では、10月首都圏マンション販売(11/20)、20年国債入札(11/21)、10月全国消費者物価指数(11/24)などがあります。
海外では、米20年国債入札(11/20)、米10月中古住宅販売、FOMC議事録(10/31~11/1開催分)(11/21)、米10月耐久財受注(11/22)、独11月ifo企業景況感指数、米11月製造業購買担当者景気指数、米ブラックフライデー(11/24)などがあります。
11/23の米国は感謝祭により休場となります。
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