11日の日経平均株価は大幅に続伸して、2万6812円（前週末比295円高）引けとなりました。
前夜の参議院選挙にて自民党の大勝を受けて買い優勢となり、一時544円高まで上昇する場面がありましたが、時間外取引で米株価指数先物が安く、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の下げも重しとなり、前場終盤には193円高まで押し戻されました。日経平均株価は2万7000円では利食い売りが出やすい状況となっており、新規の後押し材料がないと買い進めにくいとみられます。
明日の東京株式市場では上値の重い展開が予想されます。
参議院選挙で自由民主党が単独で改選過半数を確保する大勝を収め、岸田政権の運営安定化とともに新たな金融政策への期待感は続くとみられます。しかし外部要因にらみの展開には変わりなく、米6月ＣＰＩなどのイベントを控えて買いが入りにくい状況です。また、国内の新型コロナウイルス感染者数は増加傾向を強めており、引き続き感染状況や政府の対応に注視する必要がありそうです。
明日の注目銘柄は
物語コーポレーション（3097）
6月既存店売上高は前年同月比34.9％増と7ヵ月連続で前年実績を上回りました。
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