22日の日経平均株価は小幅続伸して2万9774円(前週末比28円高)引けとなりました。
欧州での感染再拡大の懸念、前週末のNYダウが下落した流れを受け、下げ幅は一時200円を超えたましたが売り一巡後は持ち直しました。時間外取引での米株価指数先物高が支えとなり、後場入り後は上げに転じて引けにかけプラス圏を保ちました。
祝日明け24日の東京株式市場で、主要株価指数はもみ合い商状か。
短期筋での動きで方向感に欠けており、欧州の感染拡大は心理的な重しになってしまいそうですが、国内で新規感染者数増加がなければ売り込みにくいと思われます。
オーストリア政府は22日感染拡大を抑制するため4度目となる全土ロックダウン(都市封鎖)を開始し、ドイツなど他の主要国でも厳しい規制が導入されるとの観測が強くあります。今後の感染状況をにらむ必要がありますが、ワクチン接種の浸透、ブースター接種(追加接種)や飲み薬への期待から先行きの経済再生シナリオは崩れていないとの読みも見られます。
オーストラリアでは渡航者に対して隔離期間なしでの受け入れを開始するとの発表もあり、経済的な回復も期待されています。
一方で、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の再任が決定したこと受けて、来年に米国の金利が引き上げられるとの予想が強まっており、円高が進んでいることは懸念材料になります。
また、欧州株が下落しておりVIX指数に大幅上昇あり。今夜の米国株にも影響が考えられます。
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