14日の日経平均株価は大幅反落して2万8432円(前日比207円安)引けとなりました。
オミクロン株を警戒しての欧米株安を受けて売りが先行し、時間外取引での米株先物高を支えに上げに転じる場面もありましたが、買いが続かず再度軟化し後場入り後には先物にまとまった売りが出て下げ幅を拡大しました。
他にも、アジア株安が重しとして意識され、岸田首相は14日の衆院予算委員会で企業の自社株買いに関連してガイドラインを作る可能性に言及したと伝わり、短期筋の仕掛け売りも出たと思われます。
明日の東京株式市場は、見送りムードが強くなると予想されます。
米14-15日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、結果を見極めたいとの空気が強まっています。ポジション調整売りが続く可能性もあり上値は抑制されそうです。
一方、新型コロナウイルス変異株のオミクロン株への警戒感もくすぶっています。イギリスでは初めてオミクロン株による死者が確認されており、13日の欧米株安や14日の日本株安につながりました。WHO(世界保健機関)は同株についてデルタ株よりも重症化につながる可能性が低いというデータがあるものの、更なるデータを見極める必要があるとしており、引き続き関連ニュースに揺れる可能性が残っています。
また、日本時間午前11時には中国11月小売売上高、中国11月工業生産などの重要経済指標の発表も予定されており、中国経済の動向を見据えて注意が必要です。
明日の注目銘柄は
ティアンドエス(4055)
発行済み株式数(自社株を除く)の2.23%にあたる17万株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施するとの発表がありました。買い付け期間は22年1月14日から22年7月13日までとなっています。
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