17日の日経平均は大幅反落して、終値は712円安の3万8102円で引けとなりました。
安く寄り付いた後も下値模索の展開となって、一時は下げ幅が900円に迫る場面もありました。先週末の植田日銀総裁会見がタカ派的と受け止められて、金融引き締めへの警戒が再燃したことや、欧州の政局不安でリスクオフの手仕舞い売りが優勢となって、半導体関連を中心に主力株が軒並み安となる展開でした。
明日の東京株式市場は、自立反発の動きが予想されます。
日経平均は心理的節目の3万8000円を意識して押し目買い優勢となりそうです。テクニカル面では25日移動平均線が下げに転じるなど調整が長引く兆候が出始めていますが、目先では自律反発が予想されます。欧州の政治リスク懸念で先物に売りが続きましたが、今日の米国市場が無事に通過されれば買い戻しが意識されやすくなりそうです。
東証の空売り比率は45%台まで上昇しており、プライム市場の騰落レシオは66.9%まで低下しています。これらは日経平均が急落から安値をつけた4月19日以来の水準であり、まもなく自律反発の可能性が高いと思われます。
また、米長期金利が4.2%前後まで低下したことで、金利上昇や円安に反応しやすい業種に注目も集まりそうです。
明日の注目銘柄は
サンオータス(7625)
今期経常は51%増益、2円増配へ。
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