11日の日経平均株価は続落して、3万2467円(前週末比139円安)で引けました。
朝方は、前週末の欧米株高を支えに一時140円近く上昇しましたが、買い一巡後は下げに転じました。日銀の植田和男総裁が物価上昇に確信が持てればマイナス金利解除も選択肢との認識を示したと報じられ、緩和修正観測から国内長期金利が上昇するとともに円高に傾き、相場の重しとなりました。
明日の東京株式市場は、不安定な展開が予想されます。
来週の19–20日には日銀金融政策決定会合が予定されており、思惑的な動きが尾を引く可能性もあり、引き続き国内長期金利や為替動向には注視が必要です。
一方、13日発表の米8月CPI(消費者物価指数)を控えて、積極的には動きづらい状況です。ただ、日経平均は心理的なフシ目となる3万2500円を割り込むとともに、75日移動平均線を下回っており、テクニカル悪化の流れが続くかどうかも気になるところです。外部環境が落ち着けば、直近3連敗の反動で自律反発への期待もあります。
明日の注目銘柄は
物語コーポレーション(3097)
8月既存店売上高は前年同月比16.2%増と増収基調が続いた。
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