先週末24日の日経平均は大幅反落して、終値は457円安の3万8646円で引けとなりました。
インフレ長期化懸念が再燃してダウ平均が大幅に下げたことを嫌気して大幅安スタートして下げ幅を700円超に広げました。3万8300円台まで水準を切り下げたところで切り返して、いったん3万8700円台まで戻しましたが、改めての売りも出てきて、後場に入るとじわじわと下げ幅を縮めましたが3万8700円より上は重く、終盤にかけて失速しました。
今週の東京株式市場は、一進一退の動きが予想されます。
週明け27日は米国や英国が休場となります。月末で米国では経済指標の発表がいくつかありますが、足元では早期利下げに対する期待が後退していて、ダウ平均が今年最大の下げ幅も記録してしまいました。出てくる指標に対しては、米国株や米長期金利が神経質な反応を示すと思われます。31日には注目度の高い、4月個人所得・個人支出の発表があり、週末まで期待と不安が株価の振り幅も大きくなりそうです。米国動向に一喜一憂して、週を通して方向感が定まらない展開となると予想されます。
米国でエヌビディアの好決算というポジティブなニュースを消化した日に、ダウ平均が今年最大の下げ幅を記録したというのは気になる動きとなります。エヌビディアはしっかり上昇して1000ドルの大台も突破しましたが、ナスダックはダウ平均の弱さに連れ安して下落で終えました。エヌビディアに振り回されすぎるのも良くないとは思いますが、米国株は冷めすぎている印象で、この下げを受けても強い基調が続くかどうかが注目されます。
来週の予定では、
国内では、日銀金融研究所主催の国際コンファランス(~5/28)(5/27)、4月企業向けサービス価格指数(5/28)、5月消費動向調査(5/29)、2年国債入札(5/30)、4月失業率、4月有効求人倍率、5月都区部消費者物価指数、4月鉱工業生産、4月商業動態統計(5/31)などがあります。
海外では、独5月Ifo景況感指数(5/27)、米3月FHFA住宅価格指数、米3月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米5月消費者信頼感指数、米2年国債入札、米5年国債入札(5/28)、ベージュブック、米7年国債入札(5/29)、米1-3月期GDP改定値、米4月NAR仮契約住宅販売指数(5/30)、中国5月製造業購買担当景気指数(PMI)、米4月個人所得、米4月個人支出(5/31)などがあります。
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