18日の日経平均は大幅反発して、終値は1032円高の3万9740円で引けました。
先週末の米国株は長期金利の上昇を嫌気して3指数がそろって下落しましたが、これを受けても寄り付きから200円を超える上昇となりました。日銀が3月会合でマイナス金利を解除するとの観測報道が多く出てきたことで先行きの不透明感の払拭につながったことや、ドル円が円安に振れたことも安心材料となったようです。
高く始まった後も上げ幅を拡大して、3万9500円を上回って、前引けでは800円を超える上昇となりました。自動車株や半導体株など主力大型株が先導して、幅広い銘柄が上昇。後場でも失速はなく、しばらく高値圏でもみ合って、終盤にかけてはさらに上を試す流れとなって上げ幅を1000円超に拡大して4桁の上昇で終了しました。
明日の東京株式市場は、
プラススタートして、場中も上げ幅を広げて4桁の上昇したのは意外な動きとなり、ローソク足では実体の長い陽線を形成しました。金融株が大幅高となっているわけではなかったようで、マイナス金利解除自体が好感されたというよりは、3月会合で日銀の動きがクリアになったことで、直近の下げに対する買い戻しが入ったと思われます。それでも、ここまでの値幅が出てくれば下値不安は大きく後退しそうです。
日銀会合の結果は明日に発表されますが、政策変更に関しては完全に織り込みが進んだと思われます。引け後には植田総裁の会見が控えており、水曜は休場で、米国ではFOMCが開催される予定です。大きく上昇した分、発表直後の反応は売りとなるかもしれないですが、かなりの貯金を作ったことになり、日銀会合の結果を無難に消化できるようなら、すぐに4万円台を回復する可能性もあります。
明日の注目銘柄は
神戸物産(3038)
2月売上高は前年同月比11.6%増の394億円、営業利益は同16.0%増の23億円。一方、経常利益は同19.2%減の41.4億円。
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