11日の日経平均は大幅反落して、終値は868円安の3万8820円で引けとなりました。
先週末の米国市場でエヌビディアが大幅高から一転急落して大幅安となったことが嫌気されて、半導体株が軒並み安となった上に、円高進行を受けて自動車株も弱く、安く始まった後も下げ幅を拡大して開始早々に3万9000円を割り込みました。900円超下げたところでいったん切り返したものの、戻りは鈍く売り直されました。後場に入ると下げ幅を4桁に拡大して、各業種幅広く売られ、かつ主力銘柄の多くが値幅を伴った下げとなる中で、一時下げ幅を1200円近くに広げて、3万8500円の節目も割り込みました。いったんの売り一巡感が出てきたことから、終盤にかけては下げ幅を3桁に縮小して、800円を超える下落ではあったものの、前引けの3万8704円は上回りって取引を終えました。
明日の東京株式市場は、
日経平均は派手に下げて、楽観ムードはいったん沈静化しそうですが、日経平均やTOPIXはここまでの動きが良すぎたから大きく売られたという側面も強いと思われます。本日の米国株の反応が注目され、エヌビディアが一段安となって米国株全体が崩れるようだと厳しくなりますが、エヌビディアが下げても3指数が落ち着いた動きを見せるようなら、明日の東京市場では押し目買いが入りやすくなりそうです。過熱感が減少された今が日本株の実力を問われる局面であり、テクニカル面では日経平均は一気に25日線近辺まで調整しており、ここで踏みとどまって切り返すことができるかが注目されます。
明日の注目銘柄は
そーせいグループ(4565)
独ベーリンガーインゲルハイム社と統合失調症の全症状を治療対象としたファーストインクラス治療薬の共同開発に関する契約を締結。契約一時金約40.4億円とオプション行使料約97.1億円を受領するほか、最大約1085億円のマイルストーンと段階的ロイヤリティを受領する権利を有する。
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