先週末の日経平均株価は28000円を挟んだ一進一退が続いていましたが、引け間際の売りに押されて小幅ながら28000円を割り込んでしまいました。
景気敏感株を中心に第1四半期好決算や通期計画の上方修正などが多くあり、好業績銘柄への買いや日本株の出遅れ感からの買いが全体を下支えしていたようです。一方、国内の新型コロナウイルス新規感染者数が過去最多を更新したことに加えて、投資判断引き下げ観測の米マイクロン・テクノロジーが大幅安となった流れで半導体関連株が大きく値を崩していたことが重しとなったようです。
今週の日経平均はもみ合いが続きそうです。
企業決算の発表が一巡して、決算トレードの動きも徐々に落ち着きそうですが、外部環境の不透明要因を抱えており全体の方向性は引き続き明瞭さに欠けることが想定されます。
日本国内で連日過去最多を記録する新型コロナウイルスですが、イギリスやアメリカでは新規感染者数がピークとの見方があるようで、日本でも間もなくピークを迎えるとの声も聞かれており経済活動正常化への期待は根強いようです。
しかし、現状では新規感染者数の増加ペースが加速している中で海外投資家による本格的な日本株の買いは期待できないと思われます。
来週の予定は、
16日に4-6月期GDP速報値、東京エレクトロン決算、中国7月鉱工業生産、中国7月小売売上高、米8月ニューヨーク連銀景気指数。
17日に米7月小売売上高、米7月鉱工業生産。
18日に6月機械受注、7月貿易収支、米7月住宅着工件数、FOMC議事録(7月分)、米エヌビディア決算。
19日に7月首都圏マンション発売、米8月フィラデルフィア連銀景気指数、米アプライド・マテリアルズ決算。
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