先週末22日の日経平均は大幅反発して、終値は257円高の3万8283円で引けとなりました。
米国株高を受けて上げ幅を広げた後は急速に萎みましたが、2桁高となったところで改めての買いが入って、しばらくじり高基調が続きました。3万8400円台に乗せたところで買いは一巡して前引け間際に高値をつけると、後場は伸び悩みましたが、大きく失速することはなく3万8300円近辺でもみ合いました。3万8357円でクロージング・オークションに入り、そこからやや水準を切り下げて取引を終了となりました。
先週はエヌビディアの決算が大きな注目を集めましたが、出てきた内容に対する株価の反応はあまり大きくなかったです。市場予想を上回る結果がそこまで好感されなかったことには物足りいですが、今回の決算でエヌビディアや生成AIに対する成長期待が崩壊することはなかったようです。日本の半導体株も時間外の結果を消化した21日は弱かっですが、多くの銘柄がそろって急落するような動きにはならなかった。発表前後で大きくトレンドが変わったように見える銘柄もなかったことから、エヌディビアが市場全体に与えるインパクトは小さくなっていると思われます。
今週の東京株式市場は、堅調の展開が予想されます。
米国は28日が感謝祭で休場、29日はブラックフライデーで年末商戦に突入します。米3指数はそろって11月に史上最高値を更新しており、株高の中での年末商戦は活況が見込まれます。高値圏にある米国株が感謝祭を前に利益確定売りに押されたとしても、リスクオフには傾きづらいと思われます。年末商戦が米国株の上昇を後押しするとの期待から、日本株は下げづらい地合いが続くと予想されます。日米で経済指標の発表が多く、ドル円や長期金利をにらみながらの一進一退がありながらも、好材料の方に強めに反応があれば水準をが切り上がるのではないかと予想されます。
来週の予定では、
国内では、10月百貨店売上高(11/25)、10月企業向けサービス価格指数(11/26)、40年国債入札(11/27)、10月失業率、10月有効求人倍率、11月東京都区部消費者物価指数(CPI)、10月鉱工業生産指数、10月商業動態統計、11月消費動向調査、2年国債入札(11/29)などがあります。
海外では、米2年国債入札(11/25)、米9月FHFA住宅価格指数、米9月ケース・シラー米住宅価格指数、米10月新築住宅販売件数、米11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、FOMC議事要旨(11/6、7開催分)、米5年国債入札(11/26)、米7-9月期GDP改定値、米10月耐久財受注、米10月NAR仮契約住宅販売指数、米10月個人所得、米10月個人消費支出、米7年国債入札(11/27)、米ブラックフライデー(11/29)などがあります。
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