8月1日の日経平均は大幅反落して、終値は975円安の3万8126円で引けとなりました。
米国市場ではFOMCを通過して主要3指数が上昇しましたが、ドル円が150円を割り込むなど為替が円高に振れたことで日本株には逆風となりました。前日引け後の植田日銀総裁の発言がタカ派寄りと受け止められ、ハト派色の強いFOMCを受けて米長期金利が急低下したことも円高に勢いをつける要因となったようです。
寄り付きから300円を超える下落となり、決算が好感された銘柄以外はほぼ売り込まれて、さらに主力銘柄の多くが大きな下げとなったことで前場のうちに下げ幅を4桁に広げて3万8000円を割り込み、3万7700円台まで水準を切り下げました。後場では売り圧力は落ち着いて3万8000円は上回り4桁安は回避しましたが、押し目を拾う動きは限定的で900円を超える下落となりました。
明日の東京株式市場は、為替をにらんで不安定となりそうです。
米国では7月雇用統計が発表予定で、為替を刺激しやすい指標のため、結果を見極めるまでは腰の入った買いは期待しづらい状況です。ただ今日はさすがに下げ過ぎとの見方もあります。日本株が5月末や6月中旬に押した際には、日経平均は3万8000円、TOPIXは2700p近辺で切り返しており、今日の終値は日経平均が3万8126円、TOPIXが2703pで、今が踏ん張りどころとなっています。明日も為替をにらんで不安定な地合いにはなりそうですが、大崩れを回避出来るかが注目されます。
明日の注目銘柄は
住友電気工業(5802)
上期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
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