本日の動向
日経平均株価は前週末比2175円高の4万7944円と大幅に3日続伸し、連日で史上最高値を更新しました。自民党総裁選でマーケットフレンドリーとみられる高市早苗氏が勝利したことを市場が熱狂的に好感して歴史的な上昇となりました。
寄り付きから爆発的上昇
寄り付きから800円超の上昇でスタート。開始早々に上げ幅を4桁に広げ4万7700円台まで水準を切り上げました。前引けにかけてさらに上げ幅を広げ、2065円高(4万7835円)で前場を終了しました。
政策期待銘柄が軒並み急騰
防衛関連など高市氏の主張に沿った銘柄の多くが跳ねたほか、アドバンテストなど半導体株にも強い動きが見られました。高市氏が掲げる「アベノミクス踏襲」への期待が幅広いセクターに波及しました。
後場も勢い衰えず4万8000円突破
後場も買いの勢いは緩まず上を試す流れが継続。14時台には4万8000円の節目を突破し、2300円超上昇して4万8100円台に到達。終値では4万8000円をわずかに下回ったものの、2000円超の上昇で取引を終えました。TOPIXも大幅高となり、9月26日以来6営業日ぶりに史上最高値を更新しました。
昨年のリベンジ達成
昨年の総裁選では高市氏が決戦投票で敗北し、これを受けた9月30日の日経平均は1910円安(3万7919円)と4桁下落。約1年ぶりのリベンジ達成に、日経平均は2175円高(4万7944円)と当時を上回る値幅で応えた形となりました。
明日の見通し【5万円到達の可能性、過熱感と期待感の綱引き】
日本初の女性首相誕生への期待
順当にいけば日本で初めての女性首相が誕生します。本日の株式市場はそれを歓迎して大幅高となりました。日本全体に与えるインパクトを加味すれば、上昇継続も不自然ではない状況。本日と同程度の値幅が出れば、5万円の節目は明日にでも到達する可能性があります。
ポジティブ要因
警戒すべきリスク要因
- 過熱感の強まり:短期的な調整リスクは当然存在
- 人事リスク:「裏金議員」の処遇を間違えると大きなダメージ
- 支持率リスク:主張が強い政治家ゆえの強引さへの警戒
- ワークライフバランス発言:勝利会見での発言に令和の国民が戸惑う可能性
短期的な調整は冷静に受け止めるべき
目先は反動で下に値幅が出たとしても、利益確定売りの一環と冷静に受け止められると思われます。過熱感は意識されるものの、本質的な期待は継続すると予想されます。
明日の注目ポイント
投資戦略
押し目買い準備:調整は買い場と捉える
政策関連株:防衛、半導体、成長戦略関連を継続注目
利確タイミング:短期過熱銘柄は部分利確も選択肢
5万円到達:歴史的節目への挑戦を見守る
予想レンジ:47200円~49500円(ボラティリティ大)
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