本日の東京株式市場の動向
2026年2月17日、日経平均株価は4日続落し、終値は前営業日比239円安の5万6566円となりました。
前営業日の米国市場が休場となり、材料に乏しい中で利益確定売りが続きました。ただ、下げ幅を500円超に広げたところでは押し目買いも入り、終盤にやや持ち直しました。プライム市場全体でみれば4割程度はプラスで終えており、小型株に資金が向かうなど売り一色ではありませんでした。日経平均の下落と個別銘柄の底堅さに乖離が見られる展開となりました。本日の相場は、海外からの材料が乏しい中で様子見姿勢が強まりました。しかし、大きく下げた局面では押し目買いが入るなど、下値での買い意欲は依然として健在なようです。
明日の市場見通し
明日以降の相場を左右する重要な材料が複数控えており、以下の点に特に注目が集まります。
米国市場の動向
今晩の連休明け米国株式市場の動向が最大の注目材料となります。本日の日経平均は米国株の下落を警戒して下げ幅を拡大する場面がありましたが、米国市場に波乱がなければ明日の初動は強い買い戻しが予想されます。
特に重要なのは、AIの進化が既存の業務を脅かすとの警戒感から売り込まれた米ソフトウェア関連株などの動向です。これらの銘柄に反発基調が見られれば、日本株全体の上昇ムードを支える重要な要素になりそうです。
一方、米ハイテク株主体のナスダック指数はテクニカル面で正念場となっています。昨年11月安値を起点とした上向きのトレンドラインをすでに下回った株価位置にあり、早々に下振れリスクも高い状況です。ナスダックの動向次第では、日本のハイテク株にも影響が及ぶ可能性があります。
為替市場の変動
為替市場の変動も大きな材料となります。ドル円相場は円安方向への反発が一巡した後、再び1月後半の安値水準まで円高が進みました。200日移動平均線が推移する1ドル150円半ばに向けて円高がさらに進むようだと、株式市場ではリスク回避ムードが台頭する可能性が高くなります。
円高の進行は輸出関連企業の業績懸念を高め、株価の重石となります。ドル円150円という節目を巡る攻防が、今後の相場の方向性を占う上で極めて重要となります。
物色動向と個別材料
物色面では、高市政権の政策テーマに沿った銘柄への売買が引き続き中心となりそうです。積極財政への期待から、建設、インフラ、防衛関連などへの注目が続くと見られます。また、決算発表後に修正される証券会社によるリポートが多数出てくることが予想され、相場環境の好転を背景にポジティブ視するリポートが増えそうです。アナリストによる目標株価の引き上げや投資判断の格上げは、個別銘柄の上昇材料となります。さらに、2月末の配当・優待権利取りを意識して、小売株の一角が物色されやすいタイミングに入ります。配当利回りの高い銘柄や、魅力的な株主優待を実施している企業に注目が集まる可能性があります。
明日の注目ポイント
米国市場要因:
- 連休明け米国株の動向(特にナスダック)
- 米ソフトウェア関連株の反発の有無
- AI関連への警戒感の強弱
為替要因:
- ドル円150円の攻防
- 200日移動平均線近辺での推移
- 円高進行によるリスク回避ムード
国内要因:
- 高市政権の政策テーマ関連銘柄
- 証券会社リポートによる個別銘柄の見直し
- 配当・優待権利取り狙いの小売株物色
テクニカル面:
- 日経平均5万6000円台での下値支持力
- 5日移動平均線(5万7000円台)回復への挑戦
- プライム市場の値上がり銘柄比率
*ご注意*
・本サイトにおける情報はあくまで投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性、信頼性等については一切保証されません。
・掲載されている情報は、投資の勧誘を目的とするものではありません。
・これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、投稿者及び情報提供者は一切の責任は負いませんので、投資に関する全ての決定はご自身の判断でなさるようお願い致します。