先週末の相場概況
先週末10月2日の日経平均株価は647円安の6万8309円と3日ぶりの反落となりました。しかし水曜・木曜で3000円以上水準を切り上げていただけに、647円安は健闘といえる内容でした。
米国株は上昇しましたが前日2000円超高の反動売りに押されて600円超安でスタート。その後は方向感に欠ける展開が続き、6万8700円台に乗せると売り直される一方、6万8100円台では押し目買いが入るという攻防となりました。米9月雇用統計の発表を前に後場は動意が乏しくなり、寄り付き近辺で取引を終えました。安値6万8132円は前場のうちにつけており、6万8000円の節目を一度も割り込まなかった点は相場の底堅さを示しています。
特筆すべきはアドバンテストが前日に続いて2%超の上昇で上場来高値を更新したことです。7月の大幅下落を一時的な調整の範囲内にとどめ上昇トレンドを維持し続けているアドバンテストの強さは、AI関連が目覚めるサインとなる可能性があります。電線株(古河電工・フジクラ)も米コーニング株の大幅高を追い風に強い動きを見せていました。
今週の見通し
今週は堅調な展開が期待されます。日経平均は3週連続で4桁の上昇となっており、地合いが大きく改善しています。
下げる場面があったとしても利益確定売りの一環として冷静に受け止められる公算が大きく、押し目を待っている投資家も多いとみられます。AI関連の動きが良くなってきたことも期待の持てる材料で、アドバンテストの上場来高値更新を皮切りに他のAI関連銘柄への波及効果が注目されます。今週はファーストリテイリングなど小売企業の決算発表もいくつか予定されており、個別物色の活況が見込まれます。日米の長期金利の動向には引き続き注意が必要ですが、好材料に強い反応を示す現在の相場環境を踏まえ、上向きの基調が継続すると予想されます。
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