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【史上最高値更新】半導体株急落も内需株が下支え、TOPIX3900p突破、グロース250指数は3.8%高

2月27日の東京株式市場の動向

先週末2026年2月27日、日経平均株価は4日続伸し、終値は前営業日比96円高の5万8850円となり史上最高値を更新する展開となりました。

米国株は3指数がまちまちとなりましたが、エヌビディアが好決算を発表しても大幅安となったことから、東京市場は売りが先行しました。半導体株や電線株などが強烈に売られ、序盤では下げ幅を600円超に広げる場面がありました。ただ、これらAI関連以外では買われる銘柄も多く、5万8100円台までで売りは一巡し、10時辺りからは値を戻して、前引けでは5万8500円を上回りました。後場に入ると半導体株や電線株への売り圧力も和らいできたことから、12時台後半にはプラス圏に浮上して、5万8900円台に乗せたところでは節目の5万9000円を前に失速して、引け間際には前営業日終値近辺でもみ合いました。それでも終値ではプラスを確保して史上最高値を更新しました。TOPIXは3900ポイント台に乗せ、約2週間ぶりに史上最高値を更新しました。また、グロース250指数が3.8%高と、非常に強い動きを見せました。

相場の評価

半導体株や電線株といったAI関連が大きく売られる中でも、日経平均とTOPIXが揃って史上最高値を更新するという極めて印象的な展開となりました。これは市場の物色の裾野が大きく広がっていることを示しています。一部のセクターが調整しても、他のセクターが相場を支える構図が鮮明となりました。特にグロース250指数の3.8%高は、中小型成長株への資金流入が活発化していることを示しており、相場の健全性を示す好ましい動きとなっています。

エヌビディアが好決算を発表したにもかかわらず株価が大幅安となったことは、AI関連の過熱感への警戒を示しています。しかし、東京市場はこれをネガティブ材料としてではなく、資金をAI関連以外に振り向ける好機と捉えたように思えます。

今週の市場見通し

月初の反動に注意

直近で非常に強い動きが見られたところで月が変わるだけに、月初の反動には注意が必要です。2月は日経平均が大きく上昇し、史上最高値を更新する展開となりました。3月入りとともに、利益確定売りが出やすいタイミングとなります。ただ、下げる場面があれば、押し目を待っていた投資家の買いが入ると思われます。これまでの相場展開を見る限り、押し目買い意欲は非常に旺盛で、調整があっても限定的と見られます。

米雇用統計への注目

金曜日6日の米国では2月の雇用統計が発表されます。これは今週最大の注目材料となります。ただ、現時点ではドル円相場や米長期金利は比較的落ち着いています。これは市場参加者が雇用統計に対して過度な警戒をしていないことを示しており、雇用統計が市場予想通りであれば大きな波乱はないと思われます。予想を上回る強い内容であれば、米国経済の底堅さが確認され、株式市場にとってポジティブとなる可能性があります。

物色の裾野拡大が継続

日本株は長く調整していた銘柄の多くが切り返すなど、物色の裾野が広がっています。これは相場の持続性を高める重要な要因です。特定のセクターや銘柄に依存せず、幅広い銘柄が上昇に参加することで相場全体の底上げが期待できます。グロース250指数の大幅上昇が示すように、中小型株への資金流入も活発化しており、投資機会が豊富な環境となっています。

外部環境への順応力

円安が進めば: 外需関連株が選好される

円高が進めば: 内需関連株が選好される

米金利が低下すれば: ハイテク株が選好される

米金利が上昇すれば: 金融株が選好される

外部環境の変化があっても、それに順応しながら良好な地合いが続くと予想されます。

今週の展開予想

月曜日(3日):

  • 3月相場入りで様子見ムード
  • 月初の利益確定売りが出やすい
  • ただし押し目買いも期待できる

火曜日~木曜日(4日~6日午前):

  • 雇用統計待ちで方向感出にくい
  • 物色の裾野拡大は継続
  • グロース株の強さ持続か
  • AI関連株の反発の兆し探る

金曜日(6日):

  • 米雇用統計の発表(日本時間夜)
  • 結果次第で週末のポジション調整
  • 内容次第で来週以降の方向性決まる

 

日経平均は史上最高値を更新しましたが、5万9000円という節目を前に失速しました。この水準が当面の抵抗線となる可能性があります。

今週、月初の調整を経た後、改めて5万9000円への挑戦が始まると予想されます。この水準を明確に突破できれば、次は6万円という大台が視野に入ります。ただ、短期的には月初の利益確定売りや雇用統計待ちで、5万9000円突破は容易ではなさそうです。また、イラン情勢の悪化により、地政学リスクにも注意が必要になりそうです。

 

 

今週の予定
国内では、2月新車販売台数、2月軽自動車販売台数(3/2)、1月失業率、1月有効求人倍率、2月マネタリーベース、10年国債入札(3/3)、2月消費動向調査(3/4)、30年国債入札(3/5)などがあります。

海外では、世界最大級のモバイル展示会「モバイルワールドコングレス 2026」開幕(スペイン・バルセロナ、~3/5)、中国2月RatingDog製造業購買担当者景気指数(PMI)、米2月ISM製造業景況指数(3/2)、中国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米2月ADP雇用統計、米2月ISM非製造業景況指数(3/4)、World Baseball Classic開幕、中国・全国人民代表大会(全人代)開幕、米1月輸出物価指数、米1月輸入物価指数(3/5)、米2月雇用統計、米1月消費者信用残高(3/6)などがあります。

 

 

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