本日(13日)の動向
日経平均株価は前日比218円高の5万1281円と続伸しました。すっきりとしない上昇ではありましたが、前日に続いてソフトバンクグループの大幅安を冷静に消化して、底堅さを示しました。
小安く始まるも下押し限定的
まちまちの米国株を受けて小安く始まりましたが、下押し圧力は限定的。寄与度の大きいソフトバンクグループが大きく売られた一方でプライム全体では値上がり銘柄が多く、安値は早い時間につけました。
開始1時間はプラス・マイナス往来
開始1時間程度はプラス圏とマイナ圏を行き来しましたが、半導体株の一角や電線株に強い動きが見られたことから、10時以降はプラス圏で推移する時間が長かったです。
方向感定まらずも終盤強含む
上げ幅を広げてくるとそれを修正する動きも出てきて1日を通して方向感が定まらなかったものの、終盤にかけては強含み、200円超の上昇で取引を終えました。
SBG大幅安を冷静に消化
前日の好決算発表にもかかわらずソフトバンクグループは大幅安となりましたが、市場全体は冷静に受け止めて、他の銘柄への悪影響は限定的でした。
週間で驚異的な回復
本日終値は5万1281円。前週は日経平均が週間で2000円超の下落となりましたが、今週は本日までで前週末(5万276円、11月7日)との比較で1000円近く上昇しています。そして、ここまで一度も5万円を下回っていません。
明日(14日)の見通し【材料難も引け味良く週締め期待、5万円台定着を確認】
決算ほぼ出そろい、来週は材料難
決算は今週まででほぼ出そろい、来週は個別の材料が少なくなります。それを踏まえると、明日は上値を追いづらい状況になると予想されます。
売り急ぎも抑制される見込み
しかし、大幅安となった翌週にセンチメントが悪化していないことから、売り急ぎも抑制されそうです。投資家心理は思ったより冷静で、底堅い地合いが続いています。
好環境が揃う
- トランプ大統領がつなぎ予算案に署名
- 政府閉鎖の状態が解消されることが決定
- 不透明要因の一つが解消
TOPIXとダウ最高値更新
- 日本ではTOPIXが今週最高値更新
- 米国ではダウ平均が今週最高値更新
- 日米ともに株式市場は好調
株式市場を取り巻く環境は良好
株式市場を取り巻く環境は悪くないだけに、引け味良く週を終えることができるかが注目されます。
今週の成果
- 週間で約1000円の上昇
- 前週の2000円超下落を半分取り戻す
- 5万円を一度も割らない底堅さ
- SBG大幅安も市場全体に波及せず
- センチメント悪化を回避
明日の注目ポイント
- 引け味良く週を終えられるか
- 5万1000円台定着の確認
- 週末を前にした利益確定売り圧力
- SBGの下げ止まり
- 来週への材料探し
- 5万円台維持の持続性
ポジティブ要因
- 週間約1000円高の回復力
- 5万円を一度も割らない底堅さ
- SBG大幅安を冷静に消化
- プライム値上がり銘柄多数
- 半導体・電線株の強さ
- TOPIX最高値更新
- ダウ平均最高値更新
- 米政府閉鎖解消
- センチメント悪化なし
リスク要因
- 来週の材料難予想
- 週末を前にした利益確定売り
- SBGの弱さ継続リスク
- 上値追いづらさ
- 方向感の欠如
- 5万1500円が上値抵抗
週間パフォーマンス
- 前週末(7日):50276円
- 本日(13日):51281円
- 週間上昇:+1005円(+2.0%)
- 前週の下落(-2000円超)の約半分を回復
来週への展望
- 決算材料ほぼ出尽くし
- 個別材料少なく方向感出にくい
- 年末に向けた需給要因が焦点
- 5万円台定着なら上昇基調継続
- 外部環境は良好で大崩れリスク低い
投資戦略
引け味確認:週末締めの強さで来週見通し
5万円信頼:大台維持の実績評価
押し目買い準備:来週材料難の調整は買い場
週末リスク管理:過度なポジションは調整
中長期視点:環境良好で上昇基調継続期待
セクターローテ:SBG以外の物色対象探し
予想レンジ:5万900円~5万1600円
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