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【明日の超勘株ニュース】GWで2営業日ですが、FOMC発表前や多くの決算発表を控えて動きは少なそうです。

先週末28日の日経平均は大幅続伸して、終値は398円高の2万8856円で引けとなりました。

米国株の大幅高を好感して、寄り付きから200円超上昇して2万8700円台に乗せました。高く始まった後は上値が重くなり、しばらくは上げ幅を縮小しましたが、日銀会合についての報道を受けて急速に値を消す場面もありました。しかし、2万8500円を割り込んだところでは改めての買いが入って盛り返しました。

植田新総裁の下で初となる日銀会合では、イールドカーブ・コントロールの修正は見送られました。金融政策運営については、1年から1年半程度の時間をかけて多角的にレビューを行うとの表明がありましたが、これにより金融緩和環境がまだしばらく続くとの見方が強まりました。

発表後は、為替が大きく円安に振れて、不動産株が上昇。一方で、金融株には売りが広がりました。日経平均は発表後は買いが入った後に値を消すなどやや値動きが不安定となりましたが、株式市場にはプラスな内容と受け止められ、13時台後半辺りからは継続的な買いが入り、終盤に2万8800円台に乗せて取引時間中の年初来高値を更新すると、引け間際には一時上げ幅を400円超に拡大して、終値でも年初来高値を更新しました。いずれは政策修正が必要になるかもしれませんが、人事が変わったタイミングで行おうとする姿勢が見られなかったことは安心材料となっており、この点は、グローバルで見ても日本株に対する買い安心感を高める要素になりそうです。


今週の東京株式市場は、小動きな展開が続きそうです。
5月相場となりますが、GWでの祝日が多く、営業日は2日間のみとなります。米国ではFOMCが開催されますが、この結果を見る前に大型連休に突入します。ただ、米国株もFOMCの結果発表前には様子見姿勢が強まると思われることから、この2日間では大きな動きは出てこないと予想されます。来週はさらに、ECB理事会や米4月雇用統計の発表などもあり、市場の空白リスクは意識されそうです。

しかし、今回のFOMCでは0.25%の利上げ実施が織り込まれており、何が出てくるかわからないという不透明感がそれほどなさそうです。また、日本株は足元の基調が強く、大型連休の後にも決算発表が多く控えていることや、今年のGWは消費活況が見込まれ、企業業績にも好影響が見込まれることなどから、リスク回避の売りは抑制されると予想されます。

 

今週の予定は、
国内では、4月新車販売台数、4月軽自動車販売台数(5/1)、4月マネタリーベース(5/2)などがあります。

海外では、中国4月製造業PMI(4/30)、米4月ISM製造業景気指数(5/1)、中国財新4月製造業PMI、FOMC(~5/3)、米3月製造業受注(5/2)、パウエルFRB議長会見、米4月ADP全米雇用リポート、米4月ISM非製造業景気指数(5/3)、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、米3月貿易収支(5/4)、米4月雇用統計(5/5)などがあります。

 

 

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