28日の日経平均は続落し、終値は56円安の30183円となりました。
まちまちの米国株を受けて100円近く下げて始り、海運株やグロース株が売り込まれたことが警戒感を強める材料となったようで、しばらく下を試す流れが続きました。下げ幅が200円を超えて節目の3万円に接近したところで売りが一巡し、じわじわと値を戻す展開となりました。
後場に入るとマイナス圏での動きが長く続きましたが、終盤にかけては下げ幅を縮小し、下落ではありましたが寄り付きの水準は上回り高値圏で取引を終えました。
明日の東京株式市場は、9月配当落ち分を即日で埋められるかが注目されます。配当落ち分は180円程度ではないかと言われており、即日埋めることが出来れば改めて基調の強さを証明でき、3万円台をキープ出来るのではないかと思われます。
ただ、明日は自民党総裁選の投開票が行われ、結果を見極めたいとして、様子見気分に傾く可能性があります。
過半数獲得者が出ずに決選投票になる場合は、午後3時40分ごろに最終結果が判明する見通しなので取引時間中は動きづらい状況なってしまいます。
一方、政府は「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」を30日の期限で全面解除することを正式決定し、経済正常化への期待感が引き続き支えとして意識されると思われます。
また、指数連動型ファンドによる配当金再投資に絡む先物買いも想定されますので、外部要因によっぽどの変調がなければ下値は限定されると思われます。
明日の注目銘柄は
イオン(8267)
株価は3000円近辺での揉み合いが続いていますが、高決算が予想され、緊急事態宣言解除による需要拡大も期待できます。上離れる可能性が高いと考えています。
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