先週末4日の日経平均株価は3日ぶりに反落して、3万8941円(前日比116円安)で引けとなりました。
米長期金利の上昇を背景に3日の米国株式が下落した流れを受けて売りが先行し、下げ幅は一時290円を超え、一巡後は下げ渋りましたが買い進む動きにはつながらず引けにかけては2万8900円台半ば近辺でもみ合いとなる展開でした。
明日の東京株式市場は底堅い展開が予想されます。
5月の米雇用統計を受けた長期金利の低下や、それを受けた米株高の動きを反映することとなると思われます。
また、日本でも新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐる状況が好転し、集団免疫の獲得と経済の正常化を視野に入れられる状況が鮮明化したことも好材料になると思われます。
しかし週後半にある米5月消費者物価指数(CPI)の発表には、前回4月の米CPIを受けて株式市場が急落したを踏まえれば警戒感が強まる可能性があり注意が必要です。
今週のスケジュールは、
国内では、7日に4月景気動向指数、8日に5月景気ウォッチャー調査、11日に4-6月期法人企業景気予測調査が発表されます。
海外では、7日に中国5月貿易収支、8日に独6月ZEW景況感指数、米4月貿易収支、9日に中国5月消費者・生産者物価、10日にECB定例理事会、米5月消費者物価、11日にG7コーンウォールサミットが予定されています。
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