先週末の日経平均は、3日間で2000円超の下落分を買い戻す動きも入り600円超上昇し、28000円を回復しました。
今週はもみ合いかと思われますが、相場の波乱となった「インフレ加速・金利上昇」への懸念はいったん後退した模様ですので短期的にはハイペースで下落しすぎた分を戻す展開となりそうです。
ただ、含み損を抱えている投資家も多いようで上値では戻り待ちの売りに押される可能性があることを留意した方が良いようです。
一方で、GDP速報値には注意が必要だと思われます。
緊急事態宣言などによる影響で1-3月期の経済状態はかなり落ち込んでおり、市場予想では前期比－1.1％とマイナスの予想で相場が神経質になっているなか、ネガティブに捉えられる可能性もあります。
また、4月開催分の米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録も発表されます。
足元では、「物価上昇は一時的」とするFRBに対して市場は懐疑的となっており、議事録内容の公表を受け、市場がどう動くのかにも注意が必要と思われます。
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