週末の米雇用統計がショッキングな内容となったことで市場も大きく動きました。
非農業部門雇用者数(NFP)は26.6万人増となったが、市場の予想コンセンサスは100万人増となっていたのでかなり開きがありました。
7日のNYダウは、4月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったため回復期待が後退し、寄り付き後に下落。
同時に、連邦準備制度理事会(FRB)が早期に金融緩和を縮小するとの警戒感が後退し、上昇に転じました。
引けにかけ、金融緩和の長期化を期待した買いが一段と強まり上げ幅を拡大し、連日史上最高値を更新して引けました。
ダウ平均は229.23ドル高の34777.76ドル、ナスダックは119.40ポイント高の13752.24で取引を終了しています。
市場の見解を総合すると、他の指標も鑑みてパンデミックからの景気回復トレンドの鈍化を示す内容ではないとの意見が多いようです。
ただ一方で、利上げや資産購入ペース縮小など、FRBの早期出口戦略着手への期待は大きく後退し、バイデン大統領のインフラ投資策への期待感も高まるとの見解も多くあるようです。
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